
「飲むGLP-1」として知られる リベルサス。
ダイエットに関する情報がSNSやメディアに出回るなかで、
「リベルサスを飲むと痩せるの?効果は実際どうなの?」
という疑問を持つ方が増えています。
しかし、まず重要な点として リベルサスは「痩身薬」として承認された薬ではありません。
本来は2型糖尿病の治療薬であり、体重に関係する変化は“副次的に見られることがある”という位置づけです。
そのため「確実に痩せる」「効果を保証する」といった説明は、薬機法や景表法で禁止されています。
本記事では、その点を踏まえながら リベルサスの仕組み・効果の捉え方・オンライン診療での利用方法 をわかりやすく説明します。
■ リベルサスとは? 飲むタイプのGLP-1受容体作動薬
リベルサス(成分名:セマグルチド)は、
GLP-1受容体作動薬と呼ばれる薬の一種で、
糖尿病領域で用いられてきた注射薬「オゼンピック」と同系統の成分です。
従来のGLP-1薬は注射が一般的でしたが、
リベルサスは“飲むタイプ”であることから、
「続けやすい」「注射が苦手でも試しやすい」と注目されています。
■ なぜ“痩せる”と話題になるのか
リベルサスが自然とダイエット層に話題になる理由は、
GLP-1受容体作動薬に共通する 食欲関連の作用 にあります。
● 食事量が調整しやすくなるケースがある
GLP-1は体内で
- 血糖値の調整
- 胃の動きの緩やか化
- 満腹感の維持
に関わるホルモンとされています。
そのため、医師の診察のもとリベルサスを使用すると、
食欲が抑えられたと感じる方がいると言われています。
そこから「痩せるのでは?」という印象につながるわけです。
ただしここが重要ポイントで、
➤ 効果の出方には大きな個人差があり、「必ず痩せる」という薬ではありません。
リベルサス単独で体重が落ちるとは限らず、
生活習慣・体質・ホルモン状態などの影響も大きく受けます。
■ 医師が考える“リベルサスの効果”の捉え方
患者さんからよく聞かれる質問のひとつが
「どのくらい痩せますか?」というものですが、
医療の現場では単純に“体重だけ”を見ることはしません。
● 医師が評価するポイント
- 食欲の変化
- 食事量の傾向
- 間食や夜食の減少
- 日々の血糖値の推移
- 胃もたれ・吐き気などの副作用
つまり、効果とは「体の反応や生活習慣の変化を含めた総合評価」なのです。
また、飲み方のコツも効果の感じ方に影響します。
● リベルサスの飲み方が独特
- 起床してすぐにコップ半分の水と一緒に飲む
- 食事・ほかの薬・飲み物は30分空ける
この“30分ルール”が守れないと吸収率が下がり、
十分な効果が得られないことがあります。
そのため、「正しく飲めているか」が効果に直結します。
■ オンライン診療でリベルサスを始める人が増えている理由
近年、リベルサスに関する相談は オンライン診療 で急増しています。
その背景には、次のようなメリットがあります。
■ 自宅から診察できる
スマホやパソコンがあれば、自宅・職場・外出先から診察可能です。
「ダイエットの相談で通院するのは気まずい」と感じる方でも利用しやすい点が特徴です。
■ 医師が状態を丁寧に確認
オンライン診療だからといって“簡単に薬が手に入る”わけではありません。
医師が
- 既往歴
- 今の体調
- 飲み合わせ
- 副作用リスク
を確認し、適切と判断した場合のみ リベルサスが処方されます。
■ 薬が自宅に配送される
オンライン診療の大きな利点として、
薬局から自宅への配送が可能 という点があります。
外出が難しい方、忙しい方でも、
薬をスムーズに受け取ることができ、継続のハードルも下がります。
■ 【院長コメント】
リベルサスは「飲むだけで誰でも痩せる」という薬ではありません。
ただ、食欲や食事量の調整がしやすくなることで、体重管理に取り組みやすくなる方がいるのも事実です。
当院では、リベルサスが適しているかどうかを丁寧に判断し、安全に続けられる方法をご提案しています。
オンライン診療でも、薬の配送まで対応しており、忙しい方でも続けやすい体制を整えています。
■ オンライン診療の一般的な流れ
医療機関によって多少異なりますが、典型的な流れは次のとおりです。
- 予約
- LINEビデオ通話や電話で診察(10分前後)
- 医師が必要性を判断し、処方の可否を決定
- 振込またはクレジットカードで薬代のみお支払い後、自宅へ発送
- 効果・副作用を確認して利用を継続
診察から配送まで自宅で完結するため、
体重管理の継続がしやすいのも特徴です。
■ リベルサスを検討している方へ
リベルサスは、
- 続けやすい飲み薬タイプ
- オンライン診療と相性が良い
- 食欲管理をサポートする可能性がある
という理由から、多くの方に選ばれています。
しかし、繰り返しになりますが
「痩せる効果を保証する薬」ではありません。
医師と相談しながら安全に取り組むことで、
自分のペースに合った体重管理が実現しやすくなります。
オンライン診療はその第一歩として、
非常に気軽で、なおかつ医療的にも合理的な選択肢です。


