教えて!ドクター 2023.9(腰痛予防)

<質 問>

デスクワーク中心の仕事をしています。腰痛を防ぐには、どんな椅子を

選べばいいですか?

<回答>

座っている時足は楽になりますが、立っているときより腰に負担がかかります。

立っているときの椎間板にかかる負荷を100%とすると、座っている姿勢は負荷が140%、前屈みで座ると負荷は185%に増える、との論文報告があります。

座る姿勢が生活の大半を占めているのなら、座る姿勢を正す事が腰への負荷を減らす近道です。まず坐骨という骨盤の一番下の骨を探します。椅子に座り、前後左右に揺れてみて、シートに一番当たっている感覚のある部分が坐骨です。

次に坐骨に均等に体重がかかるようにして座り、上半身を楽な位置に調整してください。椅子に浅く腰掛けて胸を張り、腰をそらすいわゆる「反り腰」と呼ばれる姿勢は、骨盤が前傾となり、腰への負担が大きくなります。頭のポジションは身体の中心にあるように意識して下さい。猫背だと中心より前、反り腰だと後ろに行く傾向があります。

腰に負担をかけにくい椅子を選ぶときは、次の点に注目して下さい。

まず、高さ調節ができる、もしくは身長に合っていて、座った時に足裏がしっかり床につく高さの椅子を選んで下さい。次に背もたれに高さがあり、背もたれが傾きすぎず自然に背中を沿わすことができること、座面のクッションが柔らかすぎない椅子を選んでください。座面がフラットな椅子を選んで、機能性クッションを敷くのもお勧めです。実際に座って試す事をお勧めします。