教えて!ドクター 2025.11(骨粗しょう症)

<質 問>

骨粗しょう症を予防するためには、どんな運動をするのが良いのでしょうか?

<回答>

骨は長軸方向に物理的な刺激が加わることで骨の強さが増加すると言われています。物理的な負荷が大きく重力がかかる運動のほうが、骨密度が増えやすいことも言われています。

骨粗しょう症予防の具体的な運動としては、重力が免荷される水中運動よりも重力がかかる陸上でのウォーキングやジョギングなどが適しています。軽いダンベルを持って自分の体重プラスの負荷をかけながらウォーキングを行うパワーウォーキングも効果的であるとされています。

ウォーキングやジョギングは体内でのビタミンDの合成を促すために、日中に行う事がお勧めです。

寝たきりを防ぐために運動習慣を持ち、定期的に運動を行うことがよいとされています。運動習慣とは30分以上の運動を週2日以上行う事とされています。運動器の機能を維持することが骨粗しょう症に伴う骨折の予防につながることから、歩行と同等以上の身体活動、運動に取り組み、身体活動量の維持・向上を目指すことも推奨されています。

しかし、変形性関節症などで関節痛を伴う状態になっている場合は、過剰な負荷をかけることで軟骨の摩耗につながることもあることから、体重負荷をかけずに筋力低下を予防することを目標にリハビリ・水中運動を推奨する場合もあります。ご自身の状態を確認のうえ、最適な運動療法を選択してください。