<質 問>
十数年前から手指の痛みや、曲がりにくさがあり色々と病院に行きましたが、
毎回痛み止めと湿布をもらうだけです。このまま変形が進んでしまわないかと不安です。
<回答>
40代以上の女性の手指の不調として最も多いのが指の曲がりにくさ、
引っかかり感が出てくる「腱鞘炎」という病気です。指の内部にある
トンネル様の構造を「腱鞘」といいます。その中を通る「腱」に炎症が起こると、
腱鞘と腱がこすれ合い摩擦が大きくなり、関節に負担がかかると関節軟骨が
痛み、関節の変形につながる事があります。この場合、炎症を抑えるために
腱鞘内にステロイド注射をしたり、腱鞘切開術という手術を行うことがあります。
また、へバーデン結節、ブシャール結節と呼ばれる指の関節の変形や痛みを起こす変形性関節症という病気のこともあります。この場合女性ホルモンの一つであるエストロゲンの減少により、手指の不調を生じている事もあります。この場合はテーピングによる固定を行ったり、代替療法として大豆イソフラボンから体内で産生される物質であるエクオールの摂取を行う事で、手指の痛みが改善されることがあり、他にも様々な更年期症状を和らげることが期待されています。病院で一度ご相談されることをお勧めします。
コメント
今回のコラムではヘバーデン、ブシャール結節を取り上げました。
40代後半から50代にかけての手のこわばり、曲げ伸ばしづらさ、痛みといった不調を、
最近では「メノポハンド」と呼ぶようになりました。
エクオール、漢方の処方を行ったり、リハビリでマッサージ、運動療法を行います。
鑑別疾患として、関節リウマチ、痛風・偽痛風、甲状腺疾患などが挙げられます。
メノポハンドが進行すると、ばね指、ヘバーデン・ブシャール結節、手根管症候群、
母指CM関節症といった病気に至ることがあります。
関節内の滑膜炎による痛みに対し、「もやもや血管」が関係していることから、
動注治療によるもやもや血管塞栓治療を行う事で疼痛の軽減が期待できます。
当院では動注治療を行えるようにオクノクリニックとのライセンス契約を結び、
新たな治療の選択肢を提供できるようになりました。
痛みにお悩みの方は是非ご相談ください。
動注治療は、オクノクリニック(表参道・銀座・横浜)の奥野先生が2014年に
開発された治療で、年間4,000件の治療実績があります。


