<質 問>
睡眠時に手がしびれていることがあります。痛みで目が覚めるのですが、暫くすると直るので様子をみていますが、このままにしても大丈夫でしょうか。
<回答>
手のしびれの原因は様々です。
手の異常と思っていても、首が原因であったり、糖尿病、脳卒中など原因は多岐にわたります。脳卒中の場合は体の片側にしびれ、麻痺、ろれつが回らないなどの症状が出るときがあります。その場合は緊急性があるため、迷わず救急車を呼んで下さい。
糖尿病は初期には症状がありませんが、病気が進行すると手足のしびれが出てくることが多いです。この場合左右の手がしびれるのが特徴です。
首が原因の場合、年齢とともに首の骨が変形し、そのために神経が圧迫される「頸椎症」や「頸椎症性神経根症」などの疾患により首から腕、手のかけての痛み、しびれ、力が入りにくいなどの症状が出てきます。
首から出た神経はそのあと大まかに正中神経、橈骨神経、尺骨神経とよばれる3種類の神経に分かれていきます。この神経が肘やてのひらの靱帯、上肢にできる腫瘍、姿勢などで圧迫を受けることによりしびれが生じることもあります。
睡眠時の手のしびれとして最も考えられるのは、てのひらの靱帯で正中神経が圧迫される手根管症候群と呼ばれる疾患です。また、尺骨神経が圧迫されると薬指や小指のしびれが出現します。
神経の圧迫による症状は長引くと神経麻痺や筋肉の萎縮を起こすことがありますので、一度診察を受けることをおすすめします。

