<質 問>
変形性膝関節症と、関節リウマチとの違いはどのようなところにあるのでしょう?
<回答>
どちらも膝に痛みを生じる病気ですが、原因や治療に違いがあります。
変形性膝関節症では膝の軟骨がすり減ること、関節リウマチでは滑膜炎による関節軟骨の破壊が痛みの主な原因です。
日本人はO脚の人が多く、膝の内側に負担がかかりやすいため、変形性膝関節症は膝の内側に痛みが出ることが多いです。スポーツでの外傷や加齢、肥満も影響します。
痛みは歩行時の最初の数歩や椅子から立ち上がるとき、階段の上り下りから始まり、膝に水がたまったり、膝の動きが悪くなってきたりします。
治療は太ももの前の筋力をつける運動療法や、体重のコントロール、膝に負担をかけないようにする生活環境の改善が基本となり、病院ではリハビリやヒアルロン酸の注射を行っていきます。
関節リウマチは自分の免疫が全身を攻撃してしまう自己免疫性疾患の一つのため、膝だけでなく、全身に様々な症状がみられます。膝の場合は滑膜という膜が炎症をおこすため、熱をもってぶよぶよと腫れる場合があります。
リウマチを放置していると関節の破壊が進行して元に戻らないため、早期に診断・治療を行うことが大事です。治療は抗リウマチ薬や生物学的製剤など、薬物療法が治療の中心となります。どちらも早期発見、早期治療が関節を長持ちさせることにつながりますので疑わしい場合は診察・検査を受けることをお勧めします。

