<質 問>
交通事故に遭ったときは、特に異常がなくとも病院に行った方がいいとよくいいますが、なぜですか?
<回答>
交通事故に遭った場合、まず整形外科のある総合病院を受診することをお勧めします。強い衝撃やケガのある場合、総合病院であれば、CTやMRIといった検査も受けられ、頭を打っての脳内出血などにも専門の診療科との連携ができます。可能であれば、事故の当日、遅くとも2~3日以内に受診するようにしましょう。事故直後は痛みを感じないケースもありますが、脳が興奮状態になっていることで症状を感じにくくなっており、あとで落ち着いた時に痛みやしびれが出てくることは少なくありません。事故の発生から初診まで時間が空くと、症状が事故で生じた物か、事故後の日常生活で生じたものなのか判断が難しくなり、事故と症状の因果関係を認めてもらえなくなる可能性が生じてしまいます。初期対応として整骨院・接骨院で施術を受けた方もいらっしゃるかもしれませんが、施術は法律上の医療行為に該当せず、施術者による施術証明書は診断書の代わりにならないので、人身事故への切り替えはできません。そのため、事故証明書類、治療費、慰謝料の請求にデメリットが生じる可能性があります。
なお、診断書提出は交通事故の発生から10日以内が望ましいです。提出が遅いとケガが交通事故で発生したものか分からなくなり診断書を受理してもらえない可能性が高くなってしまいます。

